« VirtualBox 3.1.4 β1公開 | トップページ | CrossOver Games 8.2(Unsupported Builds)公開 »

2010年2月 1日 (月)

「仮想化」という用語

iPadでWindows 7アプリを利用可能に、Citrixが仮想化ソフトを強化(ITproの記事)

以前から思っていたのだが、何でもかんでもひとくくりに「仮想化」と呼ぶのは誤解を招くのでやめたほうがいいと思う。

元々Citrixは遠隔操作ソフトを得意としていたベンダーで、Windowsのリモートデスクトップも同社の技術をベースとしている。

2007年にCitrixはオープンソースのハイパーバイザー型仮想化ソフト「Xen」の開発元であるXenSourceを買収し、Xenベースのサーバー向け仮想化ソフト「XenServer」を開発している。

その後、Citrixは同社の遠隔操作ソフトをXenAppや XenDesktopといった名称に変更した。これらはXenの名前を冠してはいるが、ハイパーバイザーではない。製品名に一貫性を持たせたいのは分かるが、かえって分かりづらくなってしまったように感じる。

また、こうした「アプリケーションの仮想化」や「デスクトップの仮想化」は「PCハードウェアの仮想化」とは異なる技術なので、ひとくくりに「仮想化ソフト」と言ってしまうのは混乱の基となる。

話を戻してITproの「iPadでWindows 7アプリを利用可能」という表現は間違いではない。しかし、「iPadとは別にWindowsが動作しているサーバーが必要で、そのサーバーに接続して手元のiPadにWindowsのデスクトップやアプリケーションの画面を表示して操作する」ことが分かりづらい。

公式blogでも若干誤解したようなコメントが見受けられたが、これはParallels Desktopのように「iPad上に仮想的なPC環境を構築してWindowsをインストールする」といった種類のソフトではないので誤解のないように。

|

« VirtualBox 3.1.4 β1公開 | トップページ | CrossOver Games 8.2(Unsupported Builds)公開 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/159342/47452117

この記事へのトラックバック一覧です: 「仮想化」という用語:

« VirtualBox 3.1.4 β1公開 | トップページ | CrossOver Games 8.2(Unsupported Builds)公開 »