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2008年4月16日 (水)

Mac互換機の可能性(2)

Mac OS Xがライセンス上、「アップル商標を付したコンピュータ」にしかインストールできないとされていることに対して、Psystar社が「例えばHondaから買った車はHondaが許可した道路しか運転してはならないというようなもので認められるものではない」と反論しているようだ。
( InformationWeek の記事)

言いたいことは分からなくもないが、メーカー側がこういう認識だとすれば(色々な意味で)不安に感じる。

本件に限らず、「自分で買ったOS(ソフト)をどう使おうと自由なはず」という意見を目にすることがある。しかし、「ソフトを買う」というのはそういう意味ではない。

仮に、私が大金持ちで、AppleからMac OS Xの全ての権利を買い取ったとしたら、そのOSをどう使おうが私の自由だろう。しかし、通常「(ショップで)Mac OS Xを買った」というのは「Appleによって認められた範囲での使用権を買った」ことにしかならない。

例えば、通常版のLeopardのパッケージを購入して、複数のMacにインストールすることは実際には「可能」である。だが1台のMacにインストールする権利しか購入していないので、この行為は認められない。複数のMacにインストールしたいのなら、複数台分の権利を購入する必要があるわけだ。

同様に、Open ComputerへLeopardのインストールが「可能」だとしても、「アップル商標を付したコンピュータ」にインストールする権利しか購入していないので、この行為は認められない。そして、現状「アップル商標を付したコンピュータ」以外のハードウェアにMac OS Xをインストールする権利は購入できない。

やや強引な例えになるが、ライセンスの話なのだから先の例(運転の話)で言えば車ではなく、免許証と考えるのが妥当だろう。運転免許証を手にしたからといって、全ての道路を自由に走ってよいということにはならない。あくまでも法律によって許された範囲での運転が許可されてるにすぎないのと同じだ。

本件に関して、Appleがどう動くか、Psystar社がどう対応するか、(野次馬的な立場から)非常に興味があるが、今のPsystar社の主張では無理があるように思う。

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