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2008年4月29日 (火)

iMac雑感

新しいiMacが発表された。Penryn 採用は予想通りだが、FSBが1066MHzに上がっていることからチップセットも4シリーズ(GM45/47など。今のところ詳細不明)に変更されたものと思われる。

現在のMacはMac Proを除いて全てモバイル向けのCPUとチップセットを採用している。最近のIntelのモバイル向けプラットホームは以下のようにCPUとチップセットが交互に更新されてきた。

※:CPU+チップセット。[]内はコードネーム。

(1) Core [Yonah] + 945 [Calistoga]
(2) Core 2 [Merom] + 945 [Calistoga]
(3) Core 2 [Merom] + 965 [Crestline]
(4) Core 2 [Penryn] + 965 [Crestline]
(5) Core 2 [Penryn] + 4x [Cantiga]

先代のiMacはここでいう(3)の段階だったので、今回のモデルチェンジでMacBook/同Proと同じ(4)に変わると予想していたのだが、良い意味で予想を裏切り(5)となった。PCの世界でもモバイル向け4シリーズチップセットはたぶんまだ採用例は無いと思う。

Intelは今年の末ごろにマイクロアーキテクチャを一新した次世代CPU「Nehalem」(コードネーム)をデスクトップ向けにリリースする予定である。Nehalemではチップセット側の対応も必要なので、モバイル向けのNehalemがリリースされる来年前半ごろにはCPU/チップセット共に変更したMacが登場するはず。

今回のモデルチェンジで(5)となったiMacはそれまでモデルチェンジは無いか、あったとしてもCPUのクロックアップ程度と思われる。MacBook/同Proは遅くとも夏頃までには(5)に変更される可能性が高い。現状(3)のMacBook Airも同じだろう。

予想が難しいのはMac miniで、コスト等の問題もあるのだろうが現行モデルは(2)で、他の機種と比べるとかなり見劣りする。エントリーモデルも必要なのでこのままフェードアウトということはないだろうが、現行モデルは内蔵ビデオが弱いのでGM955/GM45を採用した新モデルに期待したいところ。

【訂正】
話がややこしくなってきたが、AppIeinsiderが伝えるところによれば、どうやら新iMacは「965系チップセットのFSBを1066MHzに引き上げた特別版」らしい。そうなると、Nehalem採用までにもう一度モデルチェンジが行われる可能性が高い。個人的には次のMac購入はVT-d/IOVがサポートされてからと考えているので、しばらくは様子見。

【余談】
AppIeinsiderの記事中には「"Santa Rosa" chipset」という記載があるが、Santa RosaやMontevinaはIntelのモバイル向けプラットホームのブランド名であるCentrinoおよびCentrino 2のコードネームであり、Santa RosaやMontevinaという名前(コードネーム)のCPUやチップセットが存在するわけではない。CPU、チップセット、無線LANモジュールの3つが全てIntel指定のものである場合、「Centrino/Centrino 2ブランド」を名乗れるというだけである。
Intel製のCPUであってもCeleronではCentrinoを名乗ることはできないので、例えば2003年のFMV-BIBLO LOOX Tのように、同じ製品シリーズであっても上位機種はCentrinoだが下位機種はCentrinoではないというケースも珍しくない。

【追記】
Developer Noteも公開された。

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2008年4月24日 (木)

VMware Fusion 1.1.2 (ビルド87978)リリース

VMwareからVMware Fusion 1.1.2 (ビルド87978)がリリースされている。既存ユーザーは無償でアップデートできる。
(日本の登録ユーザーはアクト・ツーのサイトからアップデータをダウンロード可能)

メンテナンスリリースのため、あまり大きな変更はないが、Time Machine使用時の問題や、キーボードショートカットの再割り当てを無効にできなかった問題などが修正されている。

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2008年4月23日 (水)

CrossOver Games 試験的ビルド

見落としていたが、CodeWeavers社がCrossOver Gamesの試験的ビルドをサポート無しで公開していた。
バージョン表記は7.0.080415(7.0.1 devel)、コードベースはWine 0.9.59となっている。
また、これまでのLinux版、Mac版に加え、新たにPC-BSD版が用意されている。

CrossOver Gamesは先月25日に初のリリースとなるバージョン7.0(Wine 0.9.55ベース)がリリースされたばかりだが、最新のWineプロジェクトの成果を積極的に取り入れ、通常版のCrossOverよりも速いペースでアップデートされるという話なので、7.0.1の正式公開もそう遠くはないのだろう。
Cxgames_2

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2008年4月21日 (月)

VirtualBox 1.6のリリース予定

Ticket #234(I18N progress)によれば、VirtualBox 1.6のリリースは今月中くらいに予定されている模様。

ただいま翻訳作業中。
Vb_ja_2

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2008年4月16日 (水)

Mac互換機の可能性(2)

Mac OS Xがライセンス上、「アップル商標を付したコンピュータ」にしかインストールできないとされていることに対して、Psystar社が「例えばHondaから買った車はHondaが許可した道路しか運転してはならないというようなもので認められるものではない」と反論しているようだ。
( InformationWeek の記事)

言いたいことは分からなくもないが、メーカー側がこういう認識だとすれば(色々な意味で)不安に感じる。

本件に限らず、「自分で買ったOS(ソフト)をどう使おうと自由なはず」という意見を目にすることがある。しかし、「ソフトを買う」というのはそういう意味ではない。

仮に、私が大金持ちで、AppleからMac OS Xの全ての権利を買い取ったとしたら、そのOSをどう使おうが私の自由だろう。しかし、通常「(ショップで)Mac OS Xを買った」というのは「Appleによって認められた範囲での使用権を買った」ことにしかならない。

例えば、通常版のLeopardのパッケージを購入して、複数のMacにインストールすることは実際には「可能」である。だが1台のMacにインストールする権利しか購入していないので、この行為は認められない。複数のMacにインストールしたいのなら、複数台分の権利を購入する必要があるわけだ。

同様に、Open ComputerへLeopardのインストールが「可能」だとしても、「アップル商標を付したコンピュータ」にインストールする権利しか購入していないので、この行為は認められない。そして、現状「アップル商標を付したコンピュータ」以外のハードウェアにMac OS Xをインストールする権利は購入できない。

やや強引な例えになるが、ライセンスの話なのだから先の例(運転の話)で言えば車ではなく、免許証と考えるのが妥当だろう。運転免許証を手にしたからといって、全ての道路を自由に走ってよいということにはならない。あくまでも法律によって許された範囲での運転が許可されてるにすぎないのと同じだ。

本件に関して、Appleがどう動くか、Psystar社がどう対応するか、(野次馬的な立場から)非常に興味があるが、今のPsystar社の主張では無理があるように思う。

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2008年4月15日 (火)

Mac互換機の可能性

すでに各所で報じられているが、Psystar社が「OpenMac」というMac互換機を販売するという(MacRumorsの記事)。

Mac OS XはAppleのライセンス上、「アップル商標を付したコンピュータ」へのインストールしか認められていないため、実際に販売できるかどうかは微妙に思えるが、技術的には興味深い。

一般的なPCはファームウェアにBIOSを採用しているため、EFIにしか対応していないMac OS Xをインストールすることはできなかった。PCの世界では最近になりようやくEFIを搭載したマザーボードが入手できるようになってきた(参考:AKIBA PC Hotline)。

では、このようなEFI搭載PCなら、すんなりMac OS Xがインストールできるのかというと、話はそう単純ではないだろう。例えばLeopardプリインストールで出荷されたMacにTigerをインストールすることはできない。Tigerのインストーラは自分より新しいハードウェアを知らないため、対応ハードウェアとは認識されず、インストールできない。これと同様の話でEFI搭載PCにMac OS Xをインストールしようとしても対応ハードウェアとは認識されないだろう。

OpenMacの詳細なハードウェア仕様は不明だが、「unmodified(無改造の) Leopard」がインストールできるということなので、おそらくLeopardのインストーラから実在のIntel Macに見えるような細工をしていると思われる。

ライセンスの問題はさておき、OpenMacが無事に発売されたとしても、あまりお勧めできるものではないと思う。例えばAppleのソフトウェアの中には最新のファームウェアへのアップデートが必須のものがある。今後Psystar社がAppleの更新に合わせてファームウェアの開発と配布を継続してくれればいいが、そんな保証はどこにもない。現行バージョンのLeopardはインストールできるとしても、将来リリースされるMac OS X 10.5.3や、10.6はインストールできないという可能性も十分ありうる。

また、OpenMacのビデオカードは標準がGMA 950、BTOでGeForce 8600GTが選択できるらしいが、これらは純正ドライバが利用できるパーツである。自作PCのようにビデオカードや光学ドライブなどを好みに応じて自分でカスタマイズしたいと思っても、Mac OS X用のドライバの無いパーツは利用できないのでメリットが薄い。

技術的には興味深いものがあるが、こうしたデメリットを考えると少々価格が安くても「Apple非公認互換機」は(よほどの物好き以外には)お勧めできないと思う。

そうは言っても(私もそうだが)Mac購入時の選択肢の少なさに不満を持つユーザーも少なくないだろう。
Apple公認の互換機の登場は当面期待できそうもないが、せめてもう少し製品ラインナップを充実してほしいものだと切に願う。

【追記】
名称が「Open Computer」に変更された模様。

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2008年4月 8日 (火)

Parallels Server Beta3公開

ParallelsからParallels Server Beta3(ビルド1873)が公開されている。

Beta2公開時、フォーラムでMac OS X Serverゲストは「次のベータを待ってくれ」と言われたので期待していたのだが、Beta3でも未サポートの模様。正式版で本当にサポートされるかどうかも怪しくなってきた。
Ps1873

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2008年4月 5日 (土)

VMware Workstation 6.5ベータのUnityモード

VMwareからWindowsおよびLinux版のVMware Workstation 6.5のベータ版が公開されている。

本バージョンではMac版のVMware Fusionと同様、ゲストOSのアプリケーションを直接ホストOS上に表示する「Unity」モードがサポートされている。

なお、仮想ハードウェアのバージョンが「7」に上がっている(FusionやWorkstation 6.0は「6」)。
そろそろVMware Fusionも何らかの動きが欲しいところ。
Unity

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