Parallels Desktopの原点
Parallelsネタのついでに紹介。
以前書いたようにParallelsは過去に「twoOStwo」と呼ばれていたエミュレータの後継に相当する。
図はtwoOStwoトライアル版(2002年10月29日付け)の画面。
(すでに試用期限切れのため使用できないが)
Parallelsは元々OS/2関連のソフト開発を行っていたようで、twoOStwoの起動画面を見てもOS/2アプリをWindows(およびLinux)で使うことを主目的にしていたように思われる(twoOStwoという名称自体、OS/2を意識したものかもしれない)。
twoOStwoの開発はロシアのParallels、販売はドイツのNetSys GmbHで行われていたらしい。その後Serenity Systems InternationalからSerenity Virtual Station (SVISTA)という名称で販売されていた。ちなみにSerenity Systems InternationalはIBMからOS/2 Warp 4のライセンスを受けてeComStationの開発を行っている会社である。
twoOStwoやParallelsとの関係をSerenity Systems Internationalにメールで聞いてみたところ、twoOStwoが開発中止になったため、その開発チームを雇ってSVISTAを開発したこと、および現在は(Parallelsではない)別の会社と交渉しているとの回答を得た。同様の質問をParallelsにも聞いてみたのだが、「Parallelsは完全に独立した会社で我々はSVISTAとは何の関係もない」との返事だったので、これ以上のことは分からない。
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