« SheepShaverページ更新など | トップページ | VMware for Mac »

2006年8月 4日 (金)

CiderとCrossOver

TransGaming社がWindows用のゲームのIntel Macへの移植を容易にするソフト「Cider」を発表している。
(ソース:MacRumors

すでに同社はWindows用のゲームをLinuxで動かすためのソフト「Cedega」を発売している。Cedegaは以前「WineX」と呼ばれていたソフトで、簡単に言えば「DirectXサポートを強化しゲーム用途に特化した商用版Wine」である(バージョン4でCedegaと名称変更され、現在の最新版は5.2.3)。CiderのページにWineについての言及はないが、Cedegaと同じ技術を基盤としていると記載されている。Wineのバイナリ互換機能を利用したのがCedegaで、ソースコード互換機能を利用したのがCiderと言えるのかもしれない。

Wineベースの商用製品であるCodeWeavers社のCrossOverシリースと似た面もあるが、両社の方向性にはかなりの相違が見られる。例えばCrossOver Officeがその名のとおり主にOfficeソフトを動作させることを重視しているのに対し、Cedega/Ciderはゲーム用途を重視している。また、本家Wineプロジェクトとの関わりも対照的で、CodeWeavers社がWineプロジェクトのメインスポンサー(Wine公式サイトはCodeWeavers社によってホスティングされている)であるのに対し、TransGaming社はWineプロジェクトとは袂を分かち、独自路線を歩んでいる。昨年まではWine公式FAQに派生製品としてCedega(WineX)も記載されていたのだが、現在のFAQには掲載されていない。

なお、7月下旬から8月上旬にリリ−ス予定だったCrossOver Macのスケジュールは、若干遅れて「8月にベータ版を公開」と変更されている。

【追記】
ソースコード互換機能を使った移植だと思ったが、「直接Windowsプログラムをロードする」という記述があるので、再コンパイルして「Win32 APIを使用したMach-Oバイナリ」を作成するのではなく、PEバイナリのまま動作させるようだ(Linux版一太郎がこの方式で移植されている)。

|

« SheepShaverページ更新など | トップページ | VMware for Mac »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/159342/11263667

この記事へのトラックバック一覧です: CiderとCrossOver:

» Macでゲームしたい人に朗報!? [muwBlog-muwmuw's BLOG-MUWMUW]
Intel MacでWinアプリを動かす為には「Boot Camp」や「Parallels Desktop for Mac」のほかにWine系のプロジェクトがあります。Wine系の特徴はMacOS上でWindows向けのアプリケーションを動かすのでOSのWindowsが要らない事。ただ、動くソフトが限定されてしまうのが弱点でした。しかし、その技術をつかってWindows用のゲームをMac向けにする技術が発表されました。ITmedia News:「WindowsゲームのMac版同時発売」が可能に?引用... [続きを読む]

受信: 2006年8月 5日 (土) 13時50分

« SheepShaverページ更新など | トップページ | VMware for Mac »